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背中合わせの見えざる心

Lyric  さゆ

真似る手、表情、何気ない問いかけ
貴女は知らない 私の存在


鏡の中に芽生えた心
触れることも 何もできないけど


※時の止まった世界 耐え難い空白の時
空虚な胸の中を 暗闇が飲み込んでく
引き寄せられるように 歩き出したその先に
光り輝く世界 貴女と目が合ったの


フリルのブラウス ふわりと揺れる裾
愛らしい服着て 微笑んだ貴女(二人)


鏡の向こう 尽きない興味
貴女がいないと 私は独りきり


※ねぇ?こっちにおいでよ 私にも話しかけて
貴女がいる時だけ 存在が許されるの
一枚の壁隔て 仕切られた光と闇
せめて心だけでも 一つになれたのなら...


覚えてしまった 喜びの感情
叶わぬ自由に 嫉ましさがこみ上げてくる


真似る手、表情、何気ない問いかけ
「鏡よ、鏡」と 微笑んだ貴女


鏡の中でうつむいた影
くすんだ鏡 静かにひび割れた


※崩れていく視界が 世界(私)の終わりを告げる
最期に見た貴女は 「ありがとう」と泣いていた
このままでいることが 幸せだったはずなのに
更なるもの求めた それが私の罪ね


貴方も知らない 私の存在

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