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茨の鳥篭

Lyric さゆ、未羽

窓の奥 白い鳥篭
惹かれるまま そっと覗き込んで
目が合った 美しい少女
ついに僕は 見つけてしまったんだ

青い瞳から 溢れ出す涙は
届かない 小さな叫び

※茨の鳥篭は
愛して、守って、洗脳して
君の心を傷つけ続けたんだ
「助けて、助けてよ...」
鎖に巻かれた自由の中で
そんなことでさえ 言えなかったんだね


僕の心 住み着いた君
会いたくて せめて傍に居たくて
君の元 通い続けていた
少しでも 力になれたなら

小さな身体 震わせて泣いていた
待ちわびた 自由に怯えて

※その腕 絡みつく
手枷のような茨の蔓は
歪んで狂いだした愛の形?
引き裂く 痛みだけ
君に生きてることを感じさせた
赤く染まる君 少し微笑んだ

いつかこの腕で
抱きしめて あげられたら
わがままでも 僕の心は決まったよ
助け出せないのなら
それなら...


※この身を 突き抜ける
血に飢えた茨の蔓を断ち
禁じられた扉をこじ開けた
茨に 囚われた
君を最期まで独りにしない
一緒に逝こうと その手を握る※


冷えていく 体温を
感じながら二人抱きしめ合う
霞んだ視界に 笑顔だけ残して

 

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